恩贈り
- Misaki
- 2018年3月21日
- 読了時間: 2分
更新日:2018年4月26日

この作品のテーマは、名の通り【恩送り】。
今は結構知られている言葉ですが、
使われるのは「恩返し」の方が
多いのではないでしょうか。
恩返しは、受けた恩や感謝の気持ちを行動化して
返すこと、ですが、恩送りとは、
受けた恩を別な人・別な場に渡していくこと。
つまりは、【ありがとうの輪・ありがとうの連鎖】であります。
ありがとうの気持ちを、次に繋いでいく。
誰かにありがたい心遣いをいただいたら
自分も、誰かに どこかでちょっとだけ
喜んでもらえそうな助かりそうな何かをしてみる。
ちなみに、この言葉は「恩送り」と
書きますがわたしの作品名は【恩贈り】です。
それは、わたし自身も贈り物やプレゼントを
するような気持ちでその行為を
行なっていたい、という願いを込めたからです。
ありがとうと言われる時って、
見返りは求めてないとわたしは思うのです。
ただ、喜んでほしいからうれしそうに
笑った顔が見られたらと
自らが「やりたくてやった」だけ。
【ありがとう】って、「うれしいです、
受け取ったよ」という印だとも思っています。
日本人は、習慣的にありがたいことを
してもらった時も
「すみません、申し訳ないですね、ごめんなさいね」と言いがち。
でもそれって、ちゃんと相手が
してくれた行為を
「そんなこと、しなくても良かったのに
でもせっかくしていただいたから…」という
【受け取っているようで、受け取っていない】
気が、わたしはします。
贈り物は、プレゼントは、相手がしたくてするから
やっぱり、それは
ごめんなさい ではなく
ありがとう と受け取るのが
双方の心も素敵なエネルギーで
満たされると思います。
そんな、ありがとうの循環を鎖のように繋げ
また背景に薄く書いた円(縁)の連なり、
額装の【唐草模様】で表現しました。
額装は太めの唐草模様をゴールド系で、
細い唐草模様をシルバーで、
絵付けました^^
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