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美しき十二の客人達

  • 執筆者の写真: Misaki
    Misaki
  • 2018年3月21日
  • 読了時間: 1分

更新日:2018年4月26日


この作品のテーマは、

【名花十二客(めいかじゅうにかく)】という言葉。


もとは日本でではなく中国の宋の方が考えられたもので

12の花を12種類のお客さまにたとえたものです。


この漢字に「客」をつけて、

貴客は牡丹

佳客は沈丁花

静客は蓮

野客は薔薇

清客は梅

素客は丁香

雅客はとび

遠客は茉莉

寿客は菊

幽客は蘭

仙客は桂

近客は芍薬

と読み、それぞれの名花を意味しています。


この言葉を知った時、日本の大切な心である

【おもてなし】が浮かびました。


様々な背景や風貌をもつお客さまを

丁寧に 品良くもてなす心。


また、丁寧に受けたおもてなしを受け取る

「客」としての在り方も とても大切。


もてなし もてなされる

双方がお互いを想いながら場を創り上げるから、

【おもてなし】が成立するんだとわたしは思います^^


そして、日本のおもてなしの心のひとつが【おしぼり】

実は漢字の上にある、謎の形をしたものは

おしぼりを表しています。


12のお客さまがお座敷に向かい合って

もてなされる様子を書きました。


また額装は、座敷の傍をながれる川のように

また客人が「花」であることを表現してみました。

書の作品サイズも少し縦長に調整し

縦のラインをうつくしく表現できるように

仕上げました。

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© 2018 by Misaki Tsuchiya

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