今を祝い 未来を願う
- Misaki
- 2018年4月24日
- 読了時間: 2分

今を祝い 未来を願う
こちらは完全オーダーメイドのご依頼で
「お子様の名前をテーマにした作品」が
お客様のご希望でした。
わたしが考えるに、子どもの名前とは
親から子への 初めての
プレゼントであり愛。
(自分で選んでいるとも思うけど)
そんな重要なテーマを
お子さんの小学校の卒業祝いにということで
ご依頼いただき
名付けの由来やその頃の心境を
たくさん聴かせていただきました。
そして、お子さんの名前と
エピソードからうまれたのがこちらの作品。
お名前はプライバシーのため伏せますが
両親を表す樹の根底で
あらゆる可能性が秘められた種(お子さん)から芽が出て
どんどん どんどん果てしなく成長し
大きくたくましく育っていく様子を
表しています。
今回の作品でこれまでと違ったのは
お届けする相手が「子ども」であることでした。
子どもであるということは、
成長し中学や高校、大学などを経て
これから大人になっていくということ。
この作品が、
小学生である今
受け取って感じることと
これから成長し変化していく中で
改めてこの作品をみた時に感じることは
その成長とともに、
大きく変化していくということです。
そんなこれからの成長や
変化に想いを馳せつつ
額縁や背景の画用紙の色を選びました。
額縁の色は、今現在のお子さんを表し
(お名前そのものの色)
中の画用紙は、成長し大人になれば
深みや渋みなどが出て
成熟した人になっていくという意味で
トーンを落とした、落ち着いた色を使いました。
そして書画と額の絵付けに取り入れたのは
強い生命力、長寿、繁栄を意味する
【唐草文様】。
書画は樹の根底から外へ向かって伸びていき
額は時計回りの方向に
伸びていて、
循環を表しています。
タイトルは、今説明した通りの意味ですが
常に「今」を喜び 噛みしめ
ここまで成長できたことを感謝し祝って
これからのお子さんの人生の繁栄を願う、
という意味です。
今回の額とマット用の画用紙の色のような
組み合わせ方は初めてでしたが、
アーティスト仲間のアドバイスもあり
個人的にとても斬新で
洗練された雰囲気のある作品に仕上げられたと思います。
またひとつ、お客様からのご要望で
私自身も成長させていただきました!
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